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MT3.3導入手順(準備について)

【あらまし】 ヒトサマの要請によりヒトサマのMacにMT3.3を導入した際の覚え書き。インストール開始前の準備事項について。

【キーワード】 [Movable Type][MT3.3][MacOSX][10.3][Panther]

MT3.3のダウンロード

http://www.sixapart.jp/movabletype/get-mt.html経由でダウンロードする。MTを制作しているsixapart社が提供するサービス TypeKey に登録したあとECバイヤーズによる手続きを経てMT-3.31-jaをダウンロードする。

ファイルは圧縮状態で2.5MB程度。解凍すると11.1MB程度ある。

MacOSX側の設定

MT3.3をMacOSX上でApacheのCGIとして使うためには通常は下記のディレクトリ以下に置かねばならない。またMacOSX(panther)においてhttpサーバであるApacheを起動するには「システム環境設定」から「共有」を選び「パーソナルWeb共有」をチェックする必要がある。

/Library/WebServer/CGI-Executables/

この時注意しなければならないのは、上記ディレクトリに置かれたファイルはすべてCGIスクリプトとしてしか認識されないという点である。MT3.3はperlスクリプトで書かれたブログ生成用ツールであり、最終的な出力はWebpageを構成するファイル類(htmlファイルや画像ファイル等々)であるが、こうしたものは「CGI-Executables」ディレクトリ以下にあっては全く無視されてしまうのである。

そのため、MT3.3が生成するWebpageに関するファイル類などの非CGIファイルは別のディレクトリに置く必要がある。その場所は下記のディレクトリ以下となる。

/Library/WebServer/Documents/

ダウンロードして解凍したMT3.3フォルダの中にある「mt-static」フォルダ(←中身はたぶんMT操作用Webpageを構成するファイル類)は「CGI-Executables」以下ではなく上記「Documents」以下に置かなければ機能しない。MTインストールの最終段階でエラーが出てしまう。

mt-config.cgiの書き換え

MT3.3を使う際の実質的な設定は mt-config.cgi-original というファイルを mt-config.cgi という名前に変えて、中身を書き換えることで行う。MacOSX panther上でMT3.3を使う際の基本的な設定は以下の通り。変更すべき箇所3つを下記に示す。

(1)CGIPathについて


# The CGIPath is the URL to your Movable Type directory
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/

# The CGIPath is the URL to your Movable Type directory
CGIPath http://127.0.0.1/cgi-bin/mt/

(2)StaticWebPathについて


# The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory
# Note: Check the installation documentation to find out
# whether this is required for your environment. If it is not,
# simply remove it or comment out the line by prepending a "#".
StaticWebPath http://www.example.com/mt-static

# The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory
# Note: Check the installation documentation to find out
# whether this is required for your environment. If it is not,
# simply remove it or comment out the line by prepending a "#".
StaticWebPath http://127.0.0.1/mt-static

(3)データベースについて


##### MYSQL #####
ObjectDriver DBI::mysql
Database DATABASE_NAME
DBUser DATABASE_USERNAME
DBPassword DATABASE_PASSWORD
DBHost localhost

##### POSTGRESQL #####
ObjectDriver DBI::postgres
Database DATABASE_NAME
DBUser DATABASE_USERNAME
DBPassword DATABASE_PASSWORD
DBHost localhost

##### SQLITE #####
ObjectDriver DBI::sqlite
Database /path/to/sqlite/database/file

##### BERKELEYDB #####
DataSource /path/to/database/directory

##### MYSQL #####
#ObjectDriver DBI::mysql
#Database DATABASE_NAME
#DBUser DATABASE_USERNAME
#DBPassword DATABASE_PASSWORD
#DBHost localhost

##### POSTGRESQL #####
#ObjectDriver DBI::postgres
#Database DATABASE_NAME
#DBUser DATABASE_USERNAME
#DBPassword DATABASE_PASSWORD
#DBHost localhost

##### SQLITE #####
#ObjectDriver DBI::sqlite
#Database /path/to/sqlite/database/file

##### BERKELEYDB #####
DataSource ./db/mtdb

mt-config.cgiについての補足

上記 mt-config.cgi の書き換え内容について補足説明を行う。

まずCGIPathの設定についてだが、ここではCGIスクリプトが置いてある場所を規定している。MacOSX pantherのファイルシステムの上ではこの場所は先述したように「/Library/WebServer/CGI-Executables/」以下であるが、httpサーバApacheを介してWeb上の位置として見た場合、これは「http://127.0.0.1/cgi-bin/」となる。「127.0.0.1」というのは(厳密には違うのかも知れないが)自分自身(localhost?)を指す決まったIPアドレスらしい。

また、上記アドレス以下に「mt」というディレクトリを指定しているが、これは「MT-3.31-ja」から「mt-static」フォルダを抜いて名前を変更したもののことである。「MT-3.31-ja」のままでも特に支障はないと思われるが、もとのものは名前が長いので「mt」と変更した。

同じくStaticWebPathの設定ではMTインストール時に参照するファイル類が入ったディレクトリのアドレスを指定している。MacOSXのファイルシステム上はこれも「/Library/WebServer/Documents/」以下に置いた「mt-static」フォルダを指すので「/Library/WebServer/Documents/mt-static」となるが、httpサーバから見た場合には「http://127.0.0.1/mt-static」と指定する。

MacOSXでは「/Library/WebServer/Documents/」を「http://127.0.0.1/ 」とし、「/Library/WebServer/CGI-Executables/」を「http://127.0.0.1/cgi-bin/」とするようである。

3つ目の変更点はデータベースに関するものだが、MacOSXには予め「BERKELEYDB 」のみは装備されているようである。よってデータベースに関してはこれを取りあえずは設定しておく。この際他のデータベースに関する設定にはすべて行頭に「#」をつけて無効化しておく必要がある。

DataSourceのパスを「./db/mtdb」としているが、これには深い意味はない。参考にしたサイトを真似ただけである。「./db」だけでも問題はないと思われる。いずれの場合でも「/Library/WebServer/CGI-Executables/mt/」以下に「db」だけか、または「db」とその更に下層に「mtdb」フォルダを作っておく必要がある。

パーミッション

MTを動かすためには各ディレクトリにおけるパーミッションを変更する必要がある。パーミッションとはディレクトリ又はファイルに対して「読む(r)」「書く(w)」「実行する(x)」が可能かどうかの権限のことと(厳密ではないが)とりあえず定義する。

UNIX系OSのコマンド ls(list directory) -l を使うと、各ファイルまたはディレクトリにはパーミッションなどに関わる10桁の領域(「drwxrwxrwx」)が存在していることがわかる。先頭の1桁はディレクトリかどうかを表し、ディレクトリなら「d」、ファイルなら「-」となっている。この部分はパーミッションには直接関係しない。

ディレクトリかどうかに関わる左端の1桁を除いた残りの9桁は3桁ずつに別れ、それぞれ前から「ユーザー」「グループ」「一般」に対してのパーミッションを表している。「読む」のが可能なら「r」、ダメなら「-」。「書く」のが可能なら「w」、ダメなら「-」。「実行」が可能なら「x」、ダメなら「-」。

このパーミッション変更に使うUNIXコマンドがchmod(change mode)である。変更には「絶対値によるモード指定」と「記号によるモード指定」の2通りの方法がある。CGIスクリプトなどについて解説した書籍やサイトなどでは前者による指定を紹介している例が多いように思えるのでそちらが一般的かもしれない。

全て許可する設定に変更するなら、前者の場合「chmod 777 ファイルやディレクトリ名」とする。後者なら「chmod a +rwx ファイルやディレクトリ名」とすればよい。「777」は「400+200+100+40+20+10+4+2+1」の論理和である。わかりにくいがこれは8進数らしい。また「a +rwx」の「a」は「ugo」と同義で「ユーザ(u)、グループ(g)、その他(o)」=「すべて(a)」ということかと思われる。

MacOSXの場合、chmodの実行は「ターミナル」を使って行う。ターミナルの使用法などについては別に記すこととし、ここでは扱わない。

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