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サルコジって移民なの?

マジですか?ハンガリー系移民とか言ってるけど。あー、だから強硬姿勢なのか。っていうかフランスって移民でも大統領になれるような法律なの?アメリカはダメなんだよね、確か。

とりあえず「クズはクズだろ!発言」関連。


【パリ共同】フランスのサルコジ内相は10日、国営フランス2テレビに出演し、暴動に参加する移民出身者の若者らについて「ごろつきだし、社会のくずだ。(呼び方を)変えるつもりはない」と明言した。

うはw w w

ええと、サルコジ内相がハンガリー系移民だというソース(←!)はこんなあたり。浅田彰先生が語ってます。


サルコジってのはハンガリー移民の子だから、「社会主義はいけない、市場経済はすばらしい」って体に叩き込まれてるんじゃないかな。同じハンガリー移民だったジョージ・ソロスの一昔前の立場に近いかも(笑)。そのくせ、内相のときに、治安を徹底させて大衆の人気を得た。その意味ではニューヨークのジュリアーニ前市長なんかにも近いかも。とにかく叩き上げの魅力で人気があるんだよね。

あー、「ハンガリー移民の子」が正解なのかな。親が移民なのか。っつーことは今回暴れてた連中と立場的には似たようなもんなんだね。北アフリカとかアラブからじゃないだけで。

これだけじゃなんとも、なので他のソースも探してみるか...。

日本国際問題研究所ってところの記事にもあるね。ま、どーでもいーけどこの研究所の名前はなんか違和感あるなあ(笑)。日本と国際が連続しているせいだな。


特に最有力とされているのはドビルパン首相とサルコジ内相の二人であるが、今回の事件をめぐる彼らの対応は、再来年の大統領選挙の帰趨にも影響を及ぼすであろう。特に今回の直接の責任者であるサルコジ内相は、国民の広範な人気を集め、与党UMP(国民運動連合)党首として次期大統領の有力候補の一人であるが、事件の対応をめぐっては政権内外からの批判も出ている。彼自身ハンガリー移民の二世であるサルコジ内相の言動は、今回の事件において象徴的な意味合いを持っている。

「ハンガリー移民の二世」って書いてますね。でも彼はなんで有力政治家になれたんだろう。今暴れている連中と彼の違いってどういうところにあったのかなあ。

あともともと今暴れている界隈の連中とは相性が悪かったんですな。こちらのブログなんかが面白いです。6月の記事ですね。


何年か前、サルコが内務大臣に就任して間もない頃、郊外ゲットー系若い衆の集まるles Halles 界隈に警官たちを伴って視察に出たんですね。あそこは、麻薬取引などもあっていつもCRS/憲兵隊の車が止まってる特別警備エリア。だけど、サルコが現れると同時に界隈にいた若い衆に囲まれる。若い衆たちの『サルコ!帰れ!』 合唱となった。その群集の中から、独りのお兄ちゃんが『(e)spèce d'hongrois. Retourne en Chine !』とやった。意味は『ハンガリー野郎、中国に帰りな!』とでも訳しましょうか。(略)発言主は直、3週間だったか3ヶ月だったかの禁固、執行猶予なしをくらった。いや、これは風に聞いた話なんで嘘か本当か、分かりません。都市伝説、と言うべきか。

脇のサルコジイラストも素敵(笑)。そういうキャラなのか。もともと。セリフとして書いてあるTrop de liberté tue la liberté ! は Too much freedom kills freedom! ってことらしいので言動はずーっと首尾一貫はしているみたいですな。今回の件も。

でもなんかもうちょっと詳しい経歴が知りたい気がする。

で、ググってみたらこのブログの2004年11月の記事が引っかかってきました。


たしかノルマルとENAの両方を出てたのではなかったか。超のつくエリートである。内務相時代はヌイイ市(高級住宅地。日本人外交官・駐在員などが多く住んでいる。アメリカン・ホスピタルがある)の市長も兼務してたはず(市長って片手間にできる仕事なのか?)。その時期の,売春・物乞いなどを規制する治安対策などで評価されたようだ。

ちなみに売春などの社会問題も,根っこはやっぱり移民社会だというところにあるわけだが,この人自身もハンガリー系の2世だそうである。それにしても移民2世の彼が超エリートコースを歩めたのは,彼個人がよほど優秀なのか,フランスの教育システムが機会均等なのか。


うーんと、大物政治家になったのはエリート校出身だったからだ...というのはわかったんですけど、なんで同じ移民二世でも、彼はそういう学校に行けて、今暴動やってる人たちは行けなかったのか...ってのが気になりますなあ。このブログ記事で紹介されているフィガロインタビューを読めばわかるのかな。

・・・うーん、読んでみたけど出自とかの話はしてないなー。彼のとーちゃんとかは何をやってた人なんだろう。あとなんでハンガリーを出てきたのか、とか。

なんつーのか、ハンガリーって気になるんですよねー。ハンガリアンカウボーイとかオモロイし。なんかテレビで見たんですけど、変な鞭を空中で回して家畜に命令するんですよ。命令っつーか催眠術みたいだったな。あと羊がスゲー邪悪で強そうな角と面構えだったし。

あとオーストリアハンガリー二重帝国の話とかも色々変な話を聞くしなー。軍服が黒豹の皮で出来てるとか(←ソースがカートヴォネガットJr.の小説だからアレだけど)。

それとなんだっけ、今手元に資料が無いのでウロなんだけどハンガリー語ってかなり変らしいじゃないですか。大体世界の割にメジャーな言語は大雑把に二系統に分類できて、そのどっちにも入んないような変わった言語ってC国語とハンガリー語だって聞いたような気がする。

ま、だから何?って感じではあるんだけど。そうそう、それと第二次大戦前の日本の詩壇でハンガリー詩特集みたいなのがあったらしいのですよね。春山行夫の「詩と詩論」でなんかそんな特集の号があったっぽい。ウロなんですけど。で、そういうのもあるので学部生のころ、逸見猶吉の「兇牙利的」って詩のタイトルの読みは「ハンガリヤ(ア?)」じゃねーでしょーか、というか確定では?って言ったら「根拠が希薄だ!」と言って怒られたな。でもさー、詩人が適当に当て字使ってるのをどーやって論証すんですかー、とか思ったけど、まあそういう場合は生前を知っている人を探して聞くとか、証言を集めて証拠を固めよってことなんだよなー。

いや、サルコジと全然関係ないけどさ、人文科学系の研究に論証はイラネーみたいなこと語ってるヤツをどうもこのごろ方々で見かけるので、ちょっとついでに想い出を語ってみた。そんだけ。

サルコジのバイオグラフィーが分かったらあとで追記してみよう。とりあえずそんな感じで。

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