« この二人を | Main | そういえばダークサイドって何が問題なんだっけ? »

スターウォーズのゲームシナリオっぽさ

ゲームといってもなんつーのか昔からあるようなアクションというかシューティングというかそういう感じなんだけど。っつーかスターウォーズとかをマジメに論じてメッセージとかについて考えたり語ったりするのってなんかアレじゃね?と思ったりする。

ええと、エピソード2を見たときに如実に思った(←遅い?)。特になんだろうね、あのドロイド製作工場かなんかにパドメとアナキンが侵入してドタバタやってるあたりとか。激萎えしたんですけど。フザケンナ!ナメテンノカ!セキニンシャデテコイ!とか思った。たとえそれがツタヤで棚整理のために200円で叩き売られていたビデオで見たシーンであっても、ってことですが。

ジャンゴ親子とオビワンの小惑星帯みたいなところでのバトルもそうだし、闘技場みたいなところでの変な怪獣と戯れるあたりもそう。なんかそんなシーンのツギハギだった気がする。

っつーかあの映画でまともに演技してた役者ってユアンマクレガーだけだったし。CGと違和感ないくらい他の人間の役者はみんなダイコンだったなあ。むしろマクレガーが過剰な演技だったというか人間くささが出ていて浮いてしまっていた感もある。でも彼が悪いんじゃないよなー。

っつーか演技やシナリオのレベルが低すぎて、基本的に全部コントというかパロディというかなんかそんな雰囲気だった。で、アレをなんつーのか、制作者の意図を読む・・・みたいな感じでアメリカのアレがコレでどーの・・・とか語るのってどうかなーとか激しく思った。むしろああいう感じの凡そハリウッド映画としてもどうかと思うような出来の映画でミエミエの反体制的メッセージがミエミエに語られているバカっぽさ、っつーかそういう状況を俯瞰して何か言うなら可能だと思うけどねえ、と言いたい。っつーか言いたかった。

ジャンゴの頭を拾うボバのシーンとかに感動っつーか心揺さぶられるとかいう人はきっとエピソード1でのオカーチャンとアナキンの別れのシーンとかでも安っぽい涙流したりしてんだろうなー、きっと。

で、エピソード3ですか・・・。

なんか町山日記で配給会社から雑誌原稿に検閲が入って色々圧力がかかったって話があるんですよ。もう結構前の話なんですけど。


いつだってこうだ。ナポレオンが皇帝になったのも、ヒットラーが総統になったのも、ブッシュ大統領がイラクに攻め込んだのも「民主的な投票」の結果だった。

という部分が「政治的な部分はカット」と書かれてトルツメ(削除して詰める)になったらしいのですよ。「政治的」て。

なんでしょうね、こういう言い方すると反感買うとは思うけど、そもそもこの手のスペースオペラ風味のハリウッド映画って恐ろしく幼稚というかなんというかなアレであって、っつーかもうちょっと誤解の無い表現にするとバカ映画であってさ、スターウォーズはそれを結構大マジな道具立てでやったところがアレだったわけで。まあ、バカをホンキでやるとそれはなんつーのかスゲーものになりますからね。バカだけどバカじゃない、っつーか。

で、旧三部作にあったフォースの修行みたいな部分、つまり自分をコントロールできるようになるということが強くなるってことなんだよ、っつーか感情のままに動くとかじゃあダメなんだよ、みたいななんつーのかねー、ま、それも結局は典型的ハリウッド映画風の感情こそ最強みたいなオチ(←エピ6はマジで最低だったよね?そうだよね?)がついてしまったわけだけど。でもコレがあったからやっぱり「バカだけどバカじゃない」映画と認知されてたんだと思うよ、少なくともエピ4とエピ5に関しては。

新三部作ではそれがなんつーのか、なんか政治ネタみたいな感じのヤツが制作側の意図としては「バカだけどバカじゃない」要素として想定されているんじゃないのかな、と思ったりする。でもそれがあまりにアレなんで「バカだけどバカじゃないと主張している内容自体がバカというか幼稚というか浅いというかもうアレすぎて手の施しようがない」感じになってるのではないかと。エピ1と2の大不評には色々な原因があるけど、これもその一つかな、と。

そんで話は町山日記に戻るのですが、町山さんが書いていて、なんか削除を要請された「政治的」部分なんですけど、エピ3観てなくたってたぶんそんな感じで皇帝は誕生するんだろうなあ、ってのは予測可能じゃないですか。ブッシュ&イラクがマズいのか?でも「今」(←っつーか少し前だよね製作期間とかもあるんだし)扱う時事ネタとしての政治的メッセージとしてはやっぱりそういうつもりで作ってるんじゃないの?と誰しもが思うんじゃないかなあ。

そんでこの部分は別に隠しテーマとかメッセージじゃなくて表面に分かりやすく提示されているものなんじゃないの?こうした部分に関してむしろ制作側は言及して欲しいんじゃないのかなあ、とさえ思う。政治的メッセージが入っていれば「バカじゃない」映画に見えるんじゃないかと期待しているくさいし。

なんだろうなあ、こういうのって。ファッションというか記号というか。ホンキで腰の入ってる主張では全くないと思うのですよ。ハリウッド映画にそんなものは存在しないわけだから。ま、知らんのに知ったふうな口きいてますけど。

きっとさ、これって「萌え」とかいうのの一種なんだよ。「反ブッシュ」「反イラク戦争」「民主主義が生み出す独裁者」というのがさ、ある種のヒトたちとかの「萌え」データベースにあって、そこから適当に見繕ってはめ込んでみてるだけなんじゃね?って思う。なんか「萌え」とかよくわかってないからアレなんだけど。

だから新三部作はさ、もうスターウォーズ「サーガ」じゃないんだよ。物語なんてどこにもないわけだ。適当にあとでPCゲームとかにするためのシーンがいくつか繋ぎ合わされていてさ、そこにバカじゃなくみえるための要素(政治ネタとか)を化粧して、あとは別に、なんか適当にキャラクターたくさん増やしておくか(←フィギュアを売るため)みたいなので作ってるんじゃないですかね。

うーん、なんか言いたいことがグネグネしてしまっているけど、簡単に言うと、政治がどうとか語るようなレベルの作品じゃないと思うよ、ってことかな。エピ3は当分見ないだろうから見ないで勝手に語っているけどさ。突然エピ3だけレベルが上がるなんてことは考え難いし。

で、遡って考えてみたんだけど、旧三部作だってゲーム用のシーンはあった、っつーかエピ4ではデススターを吹っ飛ばすところとか思いっきしビデオゲームになってたもんな。あとミレニアムファルコンの機銃でタイファイターを撃墜するシーンとか、なんかゴミ処理場で壁が狭まってくるとかいう典型的お約束みたいなピンチもあったし。エピ5は全作を通じて一番マトモっぽいけど、オープニングでのワイヤー引っ掛け作戦とかああいうあたりはゲームネタっぽいし。エピ6はね・・・語るとイウォークとか思い出すから嫌なんだけど、まあ、あったよ、色々(←何か誤摩化してないか?)。

ま、グダグダ語ってみたけど、スターウォーズなんてそんなもんじゃね?
050624_2239002
(←語るに落ちてる...)コーホーコーホー、バカ映画として楽しもうよ!と言いたい。そんな感じ。

|

« この二人を | Main | そういえばダークサイドって何が問題なんだっけ? »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference スターウォーズのゲームシナリオっぽさ:

» STAR WARS:EP〓(スター・ウォーズ:エピソード3【シスの復讐】) [愛と妄想の日々。]
先行ロードショーで観てまいりました! スター・ウォーズ エピソード〓【シスの復讐】 このシリーズ、映画嫌いのkaimでも楽しみにしていました。 その最終回とあって期待して臨んだのですが…。 観終わった瞬間をひとことで言うと「ジェダイ弱っ。」 もう一声踏み... [Read More]

Tracked on June 27, 2005 01:20 PM

« この二人を | Main | そういえばダークサイドって何が問題なんだっけ? »