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ジャパニメーションは侮蔑語ってホント?

ホントなん?

「昭和文学」第50集をつらつら読んでいてそう思った。米村みゆき先生の「研究動向 アニメーション」っていうのに書いてあったんですけど。


アニメという呼称は、アニメーションの短縮語と誤解されがちだが、これは、エンターテイメント・コンテンツの一つの独立したジャンルであり、日本製のアニメーションを明示するために用いられる。アメリカで日本のアニメを指すのに一時使用されていたジャパニメーションという言葉は、JAPとANIMATIONの融合したもので、差別的なニュアンスがあったが、現在は単にANIMEと呼ばれる。

「明示するために」用いたのはアメリカ人ってことだよね?そんで呼称変化は「ジャパニメーション」→「アニメ」だと。なんかウソくせー(笑)。っていうかどういう時代のどういう文脈での話なのかよくわからん。フルアニメーションじゃない=ダメぽ=日本製粗製濫造品・・・ってことが言われていたのだとしたら、鉄腕アトムくらいまで遡りそうだけど。そういう話でもなさそうだな。

上記引用部分直後に、日本製アニメーションの独自性が強調されるきっかけになったのが1989年公開のAKIRAだとか書いてる。「強調されるきっかけ」か。なんかズルい書き方だな。

そうそう、それと日本製アニメーションを語るときに宮崎、トミノ、押井、庵野、大友、高畑・・・とかをキーマン扱いするのってなんか変じゃね?手塚、松本、タツノコプロあたりはどうよ?無視して良いわけ?

北米で日本アニメ=鉄腕アトム、キャプテンハーロック、ガッチャマンじゃねーの?もともとはさ(←ガッチャマンとかを日本アニメと認識してたのかどうかは知らんが)。あー、米村氏は一応アストロボーイの視聴率とか研究については触れているね。

でもさ、キャンディキャンディとかマジンガーZとかはどうなん?なんで無視すんの?こういうのを「文学研究」者が扱う必要はないってことか?日本で最初にガンダムがブームになってたころ南米(←具体的にはチリとか)では鉄人28号(←モノクロ版:笑)が放映されてて大人気だったりしたわけだが、そういう時差みたいなもんとかは?フィリピンのボルテスファイブ人気とかさ。あとドラえもんとかは?ドラゴンボールは?

いやね、どーでもいーんすけど。そもそもジャパニメーションだってさ、普通にJAPANの末尾のANがANIMATIONの頭とカブっているからJAPANIMATIONなんじゃねーの?とか思うわけで。「差別的ニュアンス」の証拠ってあるんだろうねー、そうじゃなけりゃこんなことは書かんわねーとか思うわけで。

とか思ってたらなんですか、日本近代文学会春季大会は札幌じゃないですか。しかもシンポジウム「文化史としての<現代文学>」で「インターデシプリンのアニメーション研究・教育」という題目で発表なさるようだ。これは楽しみナリね〜(←ラムズフェルドが大量破壊兵器について語るときの笑顔で)。

お!しかもあの北田暁大先生まで「サブカルチャー/メディア/批評 -マンガ批評と純粋テレビ-」というので発表なさるみたいじゃないですか!ひーっ!楽しみすぎて尿漏れしそうですう〜(←要介護)

なーんつっても、リアルな私はかなり行儀が良いのですけどね(←あれ?ウソツキと糾弾するポリフォニックな幻聴が)。あと基本的に小心者だし。あんまり調子に乗ってブログに書きちらしたりすると誰が見てるかわからんからなー。自重するにこしたこたーねーな。

とは言いつつ・・・どうなんですかね、北田先生。全共闘世代のカトキリファインみたいな方なんですけど。

なんつーか『嗤う日本の「ナショナリズム」』は各所で話題沸騰中ですね。色々書評や感想が出てますけど、私的に大ヒットだったのは読売新聞の書評佐藤俊樹先生)です。


サブカルチャーからカルチャーを撃つのでもなく、サブカルチャーとカルチャーの区別がないのともちがう。この、全てがあられもなく、サブカルチャーになりゆく世界を、あるいはそういう感覚を、著者は語りたかったのだと思う。

なんかね、北田氏の著作は「70年代以降のすべて(の思想や文化)は反省ゲームだった」って書いてるみたい。全共闘もネットもみんなそうなんだって。で、「反省ゲームが内輪のりで通俗的正しさを否定しあうみぶりである」ということから結局それらはカルチャーではなくサブカルチャーなんだと。

うーん、どこを見て(どういう層というかね・・・単に多数派=マスってことか?でもイメージ的に多数に見える事象とそれが実際に多数において起きていたのかは別だしな・・・全共闘だって国民全体からみたら少数派だろうし・・・つかそういう話ではないのかにゃ?)そう考えたのか、きっと著作にはきちんと書いてあるんだろうけどね。とりあえず読んでない私にはまた社会学者が嘘ついてるぜ同意しにくい内容だにゃあ、って感じです。


私はそれ(=北田氏の反省ゲーム論)には違和感があるが、そうとしか見えない感覚のリアルさは十分伝わってきた。(略)その辺(=柄谷行人をスルーしている点など)が少し気になるが、このかなり当たり障りのある本からは、著者自身の声が聞こえる。それにようやく出会えたのは、うれしい。

という佐藤先生のまとめ(?)にもあるように北田先生がオノレを晒している姿を楽しむ・・・ってのが正しい読み方というか享受の仕方なんですかね。小林秀雄の批評を読む感じかな?っつーかメンヘラーの自分語りを聞かされる感じか?

あと「嗤う(略)」については東先生のこんな感想もありますね。


それはおそらくは、「第三者の審級がない」ということの「ない」の意味をどう捉えるか、という世界観の違いによるものである。1995年以降の日本において、その直前まで優勢だったメタゲーム(アイロニー)が急に失効してしまった、という点では、おそらく、笠井氏も大澤氏も北田氏も僕も意見が一致している。しかし、彼ら3人はすべて、メタゲームのその端的な欠如状態に、メタゲームを存在させない、という高度なメタゲームを読み込んでしまう。その所作は、僕にはとても否定神学的なものに見える。

「第三の審級がない」といきなり書いてますけどこれってあの例のアレのことですかね。ちなみに(←誰も聞いてないって!)私は一応現代人ですがそもそも「ある」派(←!)なのでこのあたりのアレコレとは無縁ですな、オッホン(←エエーッ、な、なんだっ(AA略))。

いや、ちょっと違うか。「ない」現状を「ある」のに敢て「ない」ことにしているのだ・・・と捉えるのが東氏以外の世界観って話なのかな。

なんだろうね、これって上野千鶴子センセが「レズビアン」を性的嗜好の話ではなくて、対男性文化否定の戦略(でしかありえないのだ)と思い込んでたみたいな感じだろうか(←?)。そんな戦略と関係なくレズな人に「アホか!」と抗議されて初めて気づいたらしいけど。

つまり北田先生=上野千鶴子、東先生=生粋のレズビアン・・・ってことか(←激しく誤解を生むタトエだなあ)。いや、これもなんか違うな。東センセの著作をある時点から全く読まなくなった(←『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』あたりから)のでよくわからんわい。

追記:Wikipediaで調べると確かに書いてありますね。侮蔑語である可能性について。


このanimeという用語の他に「ジャパニメーション(Japanimation)」という呼び方もある。ただし、この用語は1990年ごろ北米で発生して良く使われたものの、今では余り使われていない。むしろ現在では、日本人が(広義の)アニメーションと区別するための日本語になっているようである。

ちなみに、この「ジャパニメーション」という言葉は現在、「日本発の文化や人種」に対する「蔑称」「偏見」であるという意見が、特に海外のファンの間では支配的なようである。真摯なファンは日本のアニメを anime と称し、批判的な者が Japanimation と称するという見方もある。Japanimation は、Japan の Animation と読めるためである(an 音節が繰り返しているため、ひとつが脱落したものである)。ただし、北米のビデオ販売店の表記ではまだ使われているともいわれる。


でも証拠は何もない、っと。あと誰が書いているのかわからんしなあ、このあたり。米村先生御本人かその一派の人間かもしれんしなあ。

追記2:うーん、あとあんまりこういうこと書くのもアレなんですけど・・・米村先生の経歴とかを参照しつつこの記事なんかをみるとね・・・。


また「日本政府がアニメを産業化するため助成金を支援しているが、海外の評価はいまだに『ジャパニメーション=低質』が主流」と率直に認めた。(略)東京=南潤昊(ナム・ユンホ)特派2002.02.19 22:22

Kの国・・・。ちなみにこのときの実際の(?)記者会見での質疑応答らしきもの。

鈴木プロデューサー:
“ジャパニメーション”という言葉がありますが、外国ではセックスと暴力の代名詞のように理解されていることがあります。今回も「あなた方の作品はジャパニメーションではないですね」と言われました。この作品に興味を持って取材に来た人たちは、みんな日本のアニメを知らない人ばかりでした。

また鈴木プロデューサーかっ!

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Tracked on April 05, 2005 02:03 PM

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