« 偽札事件余波? 切腹と若娘 | Main | ネットでは遠くまで声が届き遠くの声が聞こえる »

セガとタケモトさんと距離感

ええと、タイトルの件は正確に書くと「昔アスキーの始めたネットラジオ局ラジ@がアスキー経営不信により維持できなくなってSONYの子会社AIIが引き継いで大変盛況だったのだがラジ@を生み育て守って来たササキさんという方が急逝されて以降AII社内でのラジ@は金になんね〜とかいう機運が高まって廃止になったのだがラジ@内で人気番組を担当していたディレクターのタケモトさんが颯爽と叛旗を翻しまくり&ササキさんの遺志を継ぐという形でSEGAに移籍していよいよ番組を復活させるらしいのだがリスナーとの距離感というかつきあい方の点でちょっと心配な点もあるので差し出がましいけど語っちゃおうかなあ」ということである。ながっ!

まあそういうわけである。

私はかなりミーハー(←アキバでアラシ隊員とすれ違ったと言って喜んだりするレベル)なのだが同時にかなり奥手でもある。電子メールでファンレターめいたものを出したことは長い人生の中で3度ほどしかない。

そんでかなり大昔に佐藤大さん宛&けっこう昔に山形浩生さん宛というのを出して以降赤の他人にメールを書くなどということは絶えて無かったわけで、えらく久しぶりにこのタケモトさんにはmixiでメッセージを出したのである。ちょっと恥ずかしかったけど。ちなみにお三方とも丁寧な返信をいただいています。

タケモトさんにメッセージを出したのはもちろん私がラジ@のリスナーだったからなんだけど、まあこういうことを書くのはどうかとも思いつつ書くのだが、タケモトさんがササキさんのことをちょこっと短くmixi日記に書いていたのを見たからだったりするわけです。

ラジ@の番組内ではこのササキさんはカクゲンジ・ササキとしてワタナベアニさんの相手役で出演していたわけですが、もうダメダメでした。というかワタナベアニさんのぶっとび具合について行ける相手役なんて滅多にいないだろうからこそ敢てササキさんが務めていたのかもしれませんけど。

失礼な話ですけどササキさんという立派な方があらゆる関係者に惜しまれ衝撃を与えながら亡くなってしまったという話とカクゲンジ・ササキは私の脳内では全く結びついていませんでした。かなり後でワタナベアニさんが独特の感じでネタにするまでは。

でもただの部外者リスナーに伝わる情報ということではそんなもんで良いのかもな、いや寧ろそういう方が正しいのかもなと思います。なんというのか距離の取り方というのか。

誰だったかメディア論の人で・・・メイロウィッツだったっけなあ?・・・舞台裏と表舞台がどうのでマスメディアがどうとか(←これじゃ何を言っているのか全くわからんではないか!)いうのもあったようななかったような。表に出された舞台裏は舞台裏そのものではなくて表舞台化された舞台裏であってそれは表舞台でも裏舞台でもなくなって云々とか。いやあんま関係ないな。

ええと、私がちらっと見たタケモトさんのmixi日記の記事はタケモトさんはホンキで遺志を継ぐ気なんだなあ・・・と思えるものでした。ギャグっぽいタケモト文体で書いてましたけど。鮎川信夫の詩の一節でいえば


たとえば霧や
あらゆる階段の跫音のなかから、
遺言執行人が、ぼんやりと姿を現す。
---これがすべての始まりである。

って感じ。感情移入能力に著しく欠ける肉ロボット的私にもこの感情だけは理解できるというかマジンガーZの歌っぽく「俺は涙を流さないダダッダーロボットだからマシンだからダダッダーだーけどわかるぜー」って感じですかね。あるマシンが故障によって処理中断を余儀なくされた実行プロセスを別マシンが引き継ぐようなというか。

なんつーのか「死者を生きる」ってこういうことだよなーとか思います。少なくともタケモトさんが諦めない限りラジ@魂は消失せず、ササキさんの思いもまた生き続けるのだろうし。ま、部外者の勝手な感想ですけどね。

そういう意味で私は全面的にタケモトさん支持派なのですが、正直カナーリ心配している部分もあったりします。例えばこの掲示板の1/19よりちょっと前あたりからのアレ具合とか。アレ具合でもあり荒れ具合でもあるわけで。

かなり見ていて私も辛かったしいっそのこと出しゃばって擁護論陣を張ろうかとも思いましたけどどう考えても事態が悪化しそうだったのでハラハラしながら事の推移を眺めてました(←役立たずめ!)。

あ、説明し忘れてましたけどタケモトさんはラジ@で一番手塩にかけていた「眠らせナイト」という番組を復活させようとして今動いています。「眠らせナイト」というのはマンガ家の水口さん(←通称画伯)と担当編集の桜井さん(←通称シャクライ)のコンビにタケモトさんが絡むという感じの番組でした。

で、去年の6月(←ラジ@終了より前に番組が終了していた)からシャクライとタケモトさんで繋ぎ番組をやることになっていたのですが、これがもう大変なことに。なんかリスナーからのツマンネーヤメロとか画伯ヲダセーとか建設的ではないメールが殺到していた模様です。

ま、確かに聞いている方からすると画伯のしゃべくりがキキテーンダヨ!というのは当然の要望ではあるわけですけどね。タケモトさんとしては好意で頑張ってるのにそれはネーダロ!って感じもあったようでモチベーション下がりまくりで更新頻度は下がる&内容が愚痴になる・・・聞いている方は待ったあげくコレかっ!という思いが募りまくり&ホントに復活できんのか?と疑心暗鬼・・・と悪循環したあげく先月半ばの大荒れとなった模様です。

難しいなあ、とは思う。昨年6月から今まで半年以上も復活できないとは当初誰も思ってなかったみたいだし、色々思惑違いもあったのでしょう。あとタケモトさんは「眠ナイ」の繋ぎということとキチンとした放送ってことにこだわりすぎていたのがマズかったのじゃないかなあ。

「眠ナイ」の繋ぎにこだわったからこそ画伯が参加しないまでもシャクライとは一緒にやらねば筋が通らない→そのために二人の予定を会わせて収録しなくてはいけない→なかなか収録できない→更新できない、となったんじゃないのかなあ。あとデジオをやっている人はほぼ毎日更新したりするわけだから画伯のボヤキをICレコーダーで録音して毎週流すようなのでもやろうと思えば出来たわけですよね、「キチンとした番組」にさえこだわらなければ。

そしてたぶん多くのリスナーはこのことには気づいていたんじゃないのかな。タケモトさんの「ネットラジオをちゃんと利益のあがる媒体にしたい」という大目標には理解と応援をしつつも、そのために「眠ナイ」がずーっと聴けない、っというかすごく悪意で解釈するとその野望のために画伯のバカ話が聴けなくなっている・・・いったいいつになったら聴けるんだよ!というイラダチが募って我慢ならん!となったリスナーの気持ちもよくわかるわけで。

タケモトさんはそのあたりのケアが足りなかったんじゃないのかなと思います(そしてたぶん今も)。タケモトさんの目指すモノが最終的にはリスナーの利益になる(のかもしれない)のだろうけど、近視眼的にみるとやっぱりリスナーの希望とは微妙にズレてはいるわけですよ。このズレをなんとか隠すというか見えないようにする工夫は必要なんじゃないかなあ、これからも。正直なだけでは難しいのではないかな。

リスナーと番組の送り手というのはやっぱり根本的に立場は違うのだと思うんですよね。その距離感の取り方というか隠すべきことは隠し晒すべき事は晒すというウマイ匙加減っていうのが大事なんじゃないのかなあ。シロウトのくせに生意気言ってますけど。

ちなみに1月半ばのアレは結局画伯が緊急で番組を収録&放送することで納まりました。たぶん猛烈に気にかけていたんだろうな、と思います。そういえば画伯は御自身が離婚なさったときも一年以上もリスナーに気取られないようにしてましたし、愛犬のうにちゃんが亡くなったことも隠すというか敢て触れていなかったりしてました。結構シモ系の話とかすべてを晒しているかのようなのに。このあたりが匙加減の妙味なのかなあ、と感心してます。

でもこういうのはメディアで語る人だけじゃなくてあらゆる人のあらゆる生活の場面で必要になってくるものじゃないかなあ・・・とまとまらないまとめを言ってみたり。

そうそう、それでタケモトさんがSEGAに移って秘密裏に進めてきたプロジェクトがいよいよ始動するようです。まだクローズドベータ会員募集という段階ですけど。場所はコチラでSEGA linkというそうな。

ただ・・・ちょっと・・・不安・・・。三越の包装紙のような湿疹風デザイン。アバターとか中途半端なOL風の笑顔写真とか、やっぱりSEGAは迷走しっぱなしで治ってないのかなあ・・・。他社を油断させるブラフであって欲しいのだが。

ホントセガサターンが白くなってから、っていうかバーチャファイターキッズを出して以降何もかもダメになってるからなあ。セガについては猛烈に言いたいことが数年分溜まっているのでこれはβテストが始まってから(2/17〜)書く事にしよう。

それはともかく「眠らせナイト」あらため「眠らせナイツ」が楽しみ!(・・・だけどラジオってそんなにワクワク期待して聴くタイプのメディアでもない気もするのだが・・・なんとなくいつも流れているって感じのもので)。

|

« 偽札事件余波? 切腹と若娘 | Main | ネットでは遠くまで声が届き遠くの声が聞こえる »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference セガとタケモトさんと距離感:

« 偽札事件余波? 切腹と若娘 | Main | ネットでは遠くまで声が届き遠くの声が聞こえる »