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東京大学の14人が抗議声明

ええと朝日の記事によると現在膠着状態の朝日vsNHK問題で東京大学教授ら有志14名が声明を発表とか。短い記事なんでツッコミを入れると転載に近くなっちゃうところが困りものですけど。


国会に事実関係の究明を求める声明を発表した。「放送への政治権力の介入が、言論・報道の自由、表現の自由を侵害し、この国の民主主義を危機に陥れるものであることを憂慮する」と指摘。

「放送への政治権力介入」があったという前提で声明を出してますよね。今その点で係争中なんだと思うんですけど、こんな風に決めつける論拠はなんだろう?学者として語ってるんだよね?

声明文は、内部告発したチーフ・プロデューサーや関係者らの話から「ジャーナリズムの独立の根幹をゆるがす事件の存在を否定し得ない」とした上で、番組の企画に研究者が携わったことをふまえ「学問・思想信条の自由を侵害する『検閲』に相当することを危惧(きぐ)する」とした。

「番組の企画に研究者が携わった」のだからそれが改変されると「学問・思想信条の自由を侵害」するといっているのだけど、逆は考えられないのかな。出来上がった番組が学術水準で「オカシイ」ものであったなら携わった研究者の学者としての資格が問われるだけなんだけど。

要するに「東大はエライ。エライ東大の教授とかであるオレらは超エライ。超エライオレらに文句言うヤツラは超悪確定!間違いないっ!」って言いたいのか。フーン・・・。

朝日の記事に名前が出ているのは「呼びかけ人の醍醐聰(さとし)経済学研究科教授」「船曳建夫(総合文化研究科)、広井脩(情報学環)、伊藤正直(経済学研究科)教授ら」4名だね。毎日新聞には「上野千鶴子・同大人文社会系研究科教授らが呼びかけた」って書いてあったけど。

っつーか声明文そのものはどこに出てるんだ?と思ってググったら「イラク人質事件」のときの声明文を発見。このときの呼びかけ人は


 市野川 容孝(東京大学助教授)
 植田 健男(名古屋大学教授)
 小野塚 知二(東京大学教授)
 久保 亨(信州大学教授)
 古茂田 宏(一橋大学教授)
 小森 陽一(東京大学教授)
 高橋 文彦(関東学院大学教授)
○醍醐 聰(東京大学教授)
 西村汎子(白梅学園短期大学名誉教授)
 野村 剛史(東京大学教授)
 八木 紀一郎(京都大学教授)
 山田 広昭(東京大学教授)
 山中 章(三重大学教授)
 横山 伊徳(東京大学教授)

で、醍醐聰教授が中心なんですね、これも。そんでようやく今回の声明を発見。っつーか朝日も毎日も記事書いて紹介したんだったらURLぐらい載せても良いんじゃありませんこと?(←今回はちょっと怒っているのでオカマ令嬢口調ぐらいで書いておかないとヤバイ気がしたけどメンドウくさいのでどうすっかな)

で、呼びかけ人の14人とは以下のヒトたちみたいですね。


石田英敬(情報学環教授)
伊藤正直(経済学研究科教授)
上野千鶴子(人文社会系研究科教授)
大沢真理(社会科学研究所教授)
瀬地山角(総合文化研究科助教授)
醍醐 聰(経済学研究科教授)
野村剛史(総合文化研究科教授)
原田純孝(社会科学研究所教授)
廣井 脩(情報学環教授)
廣渡清吾(社会科学研究所教授)
船曳建夫(総合文化研究科教授)
水越 伸(情報学環助教授)
横山伊徳(史料編纂所教授)
吉見俊哉(情報学環教授)

あと声明文では

また、今回対象となった番組が学問的視点から構想された教育テレビの教養番組であり、東京大学の教員を含む世界の研究者の参加をもって企画されたシリーズであったことを考えるとき、この出来事が、学問の自由、思想信条の自由を侵害する「検閲」に相当することを強く危惧する。

朝日記事の単なる「研究者」じゃなくて「東京大学の教員を含む世界の研究者」とか言ってて、なんつーのか「東大はエライ(ry」な感じがより強いですな(笑)。だから今回はイラクの時と違って東大で固めたのか。

うーんと、全員の背景とかについてアレコレ語るのも冗長なので、アレですよ「犬も喰わないnews」を扱う当ブログの基本に立ち返って14名の内唯一の助教授であらせられる「水越 伸(情報学環助教授)」様について語ってみますかね(←追記:よくみたらもう一人おられますね。すみません)。

(追記&補足:以下の記述について「言っていることはわかるけど言い方が・・・」とか「水越先生への憎しみが溢れている」などの指摘をいただきました。あの、そんなことないんです。私が水越先生の背景について書いたのは今回の声明が「学者の権威」をかざすだけで何一つ具体的論証をせず「自分たちは正しい」と主張しているものだったからです。この場合、彼らの声明の正当性は語る彼ら自身の正当性にすべてを依拠していることになるのですが、私の知る限り全員その点では極めてアヤシイ人ばかりなので異議を申し述べたしだいです。あと上にも書いてありますが水越先生を記述対象に選んだのは上野千鶴子先生や醍醐聡先生、吉見俊哉先生などの誰もが取り上げそうな方以外に言及するのが「犬も喰わない」っぽいと思ったからで、それ以外の他意はありません。またすべて出版物等々に公開された情報の範囲で書いています。)

えーと、ぶっちゃけ彼の妻の名前は「ペク・ソンス」さんと言います(苦笑)。現在の国籍はどうだか知りませんけど韓国の方でございます。水越助教授とは同い年(1963生まれ)だと思いますけど、お二人は教師と学生という立場で知り合ったのが馴初めとか。

どうなんですかね。学生と教師で結婚しても学生が未成年とかで無ければ条例とかにも違反しないでしょうし、大人同士なんですからね。いいんですけど。ただ教師と学生の関係というのは対等ではないですよね。うーん、対等じゃないからナニ?と言われそうですけどね、昔誰かがどこかで書いていた「医者と患者が対等ではないことに医者は無自覚」というのを思い出すんですよ。

もしも私が道で出会った若娘に突然「はい、キミ服を脱いで!」とか言ったら警察呼ばれますよね?当然相手は従わないだろうし。でも私が医者であり、相手が患者で場所が診察室という状況なら若娘は黙って従いますよ。医者は患者と対等ではないわけです。一方的に命令できる立場にいる。

もちろんそれは医療行為を適正に行う上で必要だからなんですけど、その関係を利用して逸脱行為をすると色々問題になりますよね。だから自覚と倫理が必要になるわけですよ。そんで教師と学生との関係だってこれと同様なわけです。教師は教育行為を適正かつ効率的に行う必要上、相手に一方的に命令できるわけです。そのやり方がソフトだろうと強権的であろうとその性質は変わりません。だから逸脱しないように自戒しなくてはいけないわけで。

で、今回の朝日vsNHK問題には「慰安婦問題」とか「外国人女性に日本人男性が性の強制を行う問題」とか色々絡んでいるわけですよ。そこに韓国人学生と教師という立場でいたときに(←同い年ですけどね)アレな関係になった人が堂々と今回の声明文に名前並べちゃってるのはどうよ?って私は思います。別件ならどーでもいーことかもしれないですけど今回の声明の呼びかけ人としては瑕疵があるんじゃないっすか?といいたい。

あとペクさんが韓国人女性であることがそもそもどうかと。よほど(韓国の人としては)変わったpolitical opinionを持つヒトではない限りこの件について公平な判断はできないと思います。そして私が見聞きしたことのある範囲での発言は「日本文化は朝鮮半島とか中国文化の亜流にすぎない。日本はダメ、韓国とかシンガポールとか香港を見習え」という(韓国の人としては)普通のものでした。

うーん、こんなことを書くと「それはオマエの偏見だ!それにもし妻のペクさんが偏向してたとしても水越助教授が公私混同するわけがない!自分の意見を妻に阿ねて変えるなどと想像するのはお前が下劣だからだっ!バカウヨ!低能!下品!」と怒られそうです。

でもですね「20世紀のメディア〈1〉エレクトリック・メディアの近代」という水越助教授が責任編集をなさった本があってですね、この本そのものは良い本なんですけど・・・目次は以下の通り。

* ソシオ・メディア論の歴史的構図
 (情報技術・メディア・20世紀社会)

* 話すということをめぐって
 (日本近代におけるメディアの地層学)

* エレクトリック・バナナ計画
 (ベルリン近代の街路照明にみる技術イメージの変遷)

* 文化のロケーション
 (ハリウッドと20世紀メディア)

* 無線マニアからオーディエンスへ
 (日本のラジオ黎明期におけるアマチュア文化の衰退と放送文化の台頭)

* 日本のテレビジョン技術
 (発狂時代から国家イベントへ)

* 明洞のしたたり理論<---【ペク・ソンス】
 (外国本書店街からみる韓国メディア文化史)

* 見えないものを見たいという欲望
 (メディアはマッサージである)

* もし夢が人生の代用ならば、ビデオは夢の代用品だ
 (双方向コミュニケーションとしてのビデオ・アート)

* 複製技術とイメージを消費する社会
 (音響メディアを事例として)

以上なんですけどどうですかね。ペクさんの論文以外では二つ目の論文「話すということをめぐって」が一見エレクトリック・メディアと関係なさそうに見えます。でもこれは電話とかについて扱っている(←それによって話すことがどう変わるか、みたいなヤツ)わけです。結局ペクさんのだけがテーマと関係ないのですよ。でもそれじゃああんまり、ってことなのか論文の前後に韓国で衛星放送が始まってメディアがどーの、ってのをくっつけてるわけで。韓国の外国本書店街で外国での情報がどーの、って話なんですよ基本的に。彼女の専門はそういうあたりらしいのでね。「エレクトリック」は守備範囲外の模様。

この論文が収録されているのは公私混同の可能性が比較的高いと感じる旨私が発言することの妥当性について多くの方が賛同なされることを期待するのはあながち間違いではないと言ってもよいのじゃないかなあ・・・どうよ?(←まわりくどっ!留保長過ぎ!)。

あともう一点気になるのが「もし夢が人生の(略)」っていうナムジュン・パイクさんと筑紫哲也の対談を載せたものです。私はこのパイクさんが当時結構好きでワタリウム美術館で作品を見たりもしてます。で、当然筑紫との対談(←News23でやってました。当時は筑紫も番組も割とマトモだったのだが)は放送時に見てました。そんで対談の中でパイクさんが「芸術なんて高等詐欺なんだよ!」って言ったのがすごく印象に残って、っていうかスゲ!と思ったものです。彼はボイスとかフルクサス関連のヒトなので作品もそうですが発言もオモロイわけですよ。「60kgの人間が移動するのに1tのモノを動かすエネルギー使ってるんだから石油危機にもなるだろ!」(←クルマってダメじゃん!ってことね)みたいなことを言ったりしてました。

で、彼の対談が収められているのは大歓迎なのですが「芸術なんて高等詐欺なんだよ!」が削除されているんですよ。え?お前の聞き間違いじゃねーのか、ですって?それならラッキー!以後「芸術は高等詐欺なんだよ!」に対して私の著作人格権(←だっけ?)を主張しますっ!・・・というのは半分本気の冗談として、なんで削除されたのか?ってことなんですけど理由として考えられるのはナムジュン・パイク氏はペクさんと同じ「白」一族だということでしょうか。

私はパイクさんの発言は彼特有の「誰もが口を噤むような真実をケロっと言ってしまう」パフォーマンスだと受け止めるので「いつものヤツキター!」って大喜びしますけど、そういう風にペクさんが考えなかった(←一族の恥となる発言と考えた)可能性が指摘できます。ま、可能性ですけどね。

全部可能性と憶測であって因果関係について「アヤシイ」としか言えませんけど水越助教授がペクさんの政治的圧力による介入を受けたのは(朝日新聞の基準からいえば)確実と断じて良いのではないか!・・・ふう、バカクセ。あと息子さんは「ジュヌ」っていうらしいよ。日本風じゃないね。

ま、そんなこんなでどうよ?って感じ。

最初このニュースを観たときには血圧あがったんですけど、なんかどーでもよくなったな。空しい。「学者の言うことは正しい」というのは「学者が正しいことを言って来た→正しいことを言うのは学者」というブランド確立にも似た(←よくわからんけど)先人の努力の結果なわけですよ。「ああ、学者ブランドの主張なら吟味しなくても正しいってわかるよ!」みたいな感じでね。だからこういうヒトたちが学者ブランドを掲げてこういうことをやり続けると学者不信というかブランド失墜が起きかねない、っていうか別に最初から信用ないかもしれないから、やっぱどーでもいーか。

でもさ、イラク人質事件のときの声明よりもマズくなってませんかね。人質になったヒトたちと共産党およびそのシンパ団体の関係を疑うような状況はあったし、声明文の呼びかけ人の、たとえば小森先生なんかは由緒正しい真っ赤っか共産党の家系の方なわけで、中立性の点からどうよ?って感じはあったけど決定的な部分ではアヤフヤでした。

でも今回のはどうだろう。中立性なんて皆無じゃないですかね。それとも皆無でもいいのか?あ、そうか東大のエライ先生が言っているのだから(ry・・・トートロジーじゃねーかよ!フザケンナ!ん化lhtヴィバh府kdさjljふじこ

追記:このあと公開するにはあまりにリスクの大きい文章が続いたため書き手の人生保護を考え検閲の上削除いたしました(ccoeの海馬に潜む第二人格記す)

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