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ドランクドラゴン火の位をみた

オモロイ。ドランクドラゴン

キレる17歳とか扱っていたから相当古いなこれは。画質も最悪だけどギガワロス。呼吸止まりかけた。この手のお笑いやるヒトって大抵勉強家なんですけどその分ちょっとピリピリしているというか気難しいヒトだったりするんですけど、彼らはなんというかイイ感じに抜けていて良いですわ。

昔フォークダンスDE成子坂(←ホント気の毒なコンビ名付けられてたなあ)にすごく期待したのにあんな風になったりしちゃったしな。今でもお笑いを続けている方のヒトがピンでやっているけど、なんかこう思い詰めた雰囲気があって、せっかく面白いことやっているのに私なんかは緊張しちゃって素直に笑えなかったりします。

ま、誰しもが思うことだろうけどツカジのネタはもちろんのことスズキタクがなんつーのかこう得難いキャラなんだろうな。よく見つけたもんだと思う。

ドランクドラゴンを初めてみたのはなんかの有象無象の新人が出ていた番組だったなあ。適当にネタをやって会場の連中が投票して上位何組かがもう一度ネタをやって・・・云々というアリガチな番組だった。

そんでネタをやる前の状態で初めて見た印象は「こんな才能のかけらもなさそうで気の弱そうな奴らがなぜ出ているの?」って感じだった。人数合わせかなんかかと思ったもの。司会者が誰だったか忘れたけどソイツもそんな態度で接しているように見えた。

そんでネタは学校モノでツカジが校長先生でスズキが生徒で・・・みたいなアリガチなやつ。で、ツカジ校長が「え〜、中国の昔の偉いヒトの言葉に次のようなものがあります・・・」って言ったあと中国語でしゃべったんだよなあ。そんでスズキ生徒が「わかんねーよ!」と普通にツッコムと。

わかるヒトにはわかると思うけどこれってピンクパンサーのネタですよね。クルーゾー警部の使用人の謎の東洋人ケイトーがコレやるんですよ。フランス人のクルーゾーに向かってアドバイスするときに中国の昔の偉いヒトの言葉をその部分だけ中国語で言うってネタ。

ツカジってヒトがどういう経歴というか趣味のヒトなのか全然知らないんだけど、あんまり若手お笑いとかいうヒトがそういう方面(外国のお笑い)に興味持ってる例ってみたことないのでちょっと驚いた。なんつーのか映画とかでもそうだけど日本国内だけで完結した産業ってホント外に目を向けませんよね。大抵の若手芸人のヒトって国内のそれも同じ事務所とかの人の芸くらいしか知らないでやってるっぽい。それでもまあ特に問題はないという業界なんでしょう。

スターウォーズが作られたころ日本SF映画界では惑星大戦争という傑作(ぷ)映画を撮っていて自分たちがどーしょーもないってことには全く自覚なかったらしいですし。ちなみに私は大変不幸なことに幼少のころにコレ親に連れられて見に行ってしまってるんですよ。オープニングで侵略者の宇宙船の舳先にソフビ人形がぴこん!って立ったのを今でも覚えているなあ。

ま、どーでもいーんですけどね。ただ逆もまたアレなわけで「今××では△△がはやっているのに知らないのお!」とかいうのも大体ロクなもんじゃないし。消化しきれていないネタをパクって披露されても全然面白くないわけですよ。そんなら直接元ネタをみた方が良いわけだし。

そんでドランクドラゴンですけど、いいかんじにちゃんと自分で消化してネタにしているんですよね。別に私はこの分野に詳しいわけじゃないから確かなことはいえないけど、なんつーのかモンティパイソン的な要素をうまくローカライズしている感じなんかもあるわけですよ。

たとえばしょーもない一発ネタを「基本的感性育成委員会」という架空の委員会での研究発表の素材として披露するわけですが、なんとなく「変な歩き方委員会」とかのモンティパイソンのネタを彷彿とさせるわけですよ。でも取って付けた感じじゃなくってちゃんと自然でオモロイ。「いえーいっ!ちょきとちょき〜ひしがたのはじまり〜」とか一体どこから思いつくんだ?と感心しましたわ。なんか元ネタあるのかな?

ああ、そんで私が初めて彼らを見た番組ではやっぱり客には彼らの芸がウケて決勝に残ってました。司会者とかすげえ意外だっつーかこんなの残ってどーなんねん、という雰囲気アリアリでしたけど。で、決勝みたいなのではクジでお題を引いて即興で漫才とかコントをやらないといけなかったのですが、彼らは(なんせ昔なんでよく思い出せないけど)ストリートファイターネタで「ほほう!」と思うような斬新かつまとまりの良いのを即興でソツなくこなしてましたわ。実力あるんだなあ、と思った。動きはぎこちないけど。

その後NHKのオンエアバトルとか「はねるのトびら」とかに出ているのを見かけたんですけど、前者はともかく後者はねえ。気の毒だったなあ。言ってはなんだが(そしてこれは私の思い込みだけなんだけど)彼らと他の連中ではレベルが違いすぎるというかお笑いへのココロザシの水準が全く合わないんじゃないのかなあ、と思う。

「夢で逢えたら」→「とぶくすり」→「はねるのトびら」の順でレベルは下がっていると思うけど、特に「とぶくすり」と「はねるのトびら」の間の劣化具合がすさまじすぎるように見える。で、帝国陸軍式根性論でいうとやっぱりココロザシの差なんじゃないかな。「よゐこ」はまあ天然というかココロザシはかなり低そうだったけど才能とか腕はともかくとして他の人たちはそれなりにお笑いに身体はってるっつーか研究しているっつーかガンバロウって感じはあったものな。「はねる」の連中からは(偏見かもしれないけど)お笑いを極めたいっていうよりはなんつーのかなー、野球でいえば清原とか元木とか中村ノリみたいな空気を感じるんですよね。

で、森下千里がゲストで出たときにインパルスのジャイアンに似た方がちょっかい出そうとして「ワタシ、ツカジさんの大ファンで・・・」とか切り返されてたのに笑ったけど。彼女の方が良くも悪くも遥かにプロだもんな(笑)。

あ〜、ま、どーでもいーんすけどね。

あとこのDVDはツタヤでレンタルして100円7泊8日でした。ついでに「ギター侍は波田陽区」ってのも借りたのですがこっちはなんと530円2泊3日でしたよ。レジで驚いた。

ギター侍ってヒトのネタは今まで見たことなかったのでどんなもんかと思って借りたのですが・・・ヒドイ。これで笑うのは小学生くらいだと思うのだけどどうなん?ネタで笑う芸じゃないのかもしれないけど。私はダンディとか三瓶でも「楽しい」と思えるくらいココロが広いというか笑点(←笑いだすポイント)が低いのですがコレはダメだな。全然サプライズがないもの。っつーか逆にそこがウケているのかもしれないけどさ。先が不透明な世の中なのでお笑いには意外性の無さを期待するとか。末世だな、まったく。

さらにDVD60分のうちほとんどが彼が地元に戻って歓待されるときのドキュメンタリーでさ、どうなん?確かに彼のリアルお母さんが一番面白いというか興味深かったけど。「あの〜息子ですんで今後ともよろしく」とかテンパって彼が握手を求めた際に力強く「そうやねっ!アキラやもんねっ!」とか言ってたお母さんの姿とかオモロイというかココロアタタマルというか・・・。でもお笑いとしてはどうなんでしょうねえ。あのお母さんの姿見たら彼の悪口は言えなくなるというか、下手なこと言ったらあのお母さんが出て来て「うちのアキラの芸はまだまだかもしれませんけど、必ずスゴイ芸人になりますからどうか暖かい目でみてやってくださいお願いしますお願いしますお願いします・・・」とかいわれそうで怖い(笑)。

ま、アレですよ、あ〜、昔コント赤信号も言ってたけど、オモロイこというより灯油缶でぶん殴った方が客はウケる・・・っていうのがどうやら真理らしい。それがわかっていながらオモロイことを極めていくってのは色々大変なんだろうけど、とりあえずドランクドラゴンがんばって!(←おざなりなまとめ)

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