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痛いけど好き

といえばマンデイ満ちる。といいつつも最近はCD買ってないなあ。

もっとも最近(←といっても数ヶ月前ですけど)買ったのがNew Beginnings/SOMETHING TO BELIEVE INってやつです。これは私のようなビンボ人には許されざる技であるところの「ジャケ買い」で買いました。リンク先の写真では今ひとつわからんと思うのですが、表・裏およびカバーの表裏等々に面白シンメトリー状態の彼女が映っています。別に笑いをとろうとしているわけじゃないんだろうけどスゲエ可笑しい。

一応ボサノバとかラテンな感じの音楽を彼女なりに消化しているときにつくったヤツかな。マンデイ満ちるさんの良いところっていうのはなんというのかこう自分が接したジャンルの音楽を「喰らう」ってあたりじゃないかと私は思ってます。

「喰らう」つもりで食われちゃうことってあるじゃないですか。でも彼女は彼女風の音のアイデンティティを失うことって無いんですよ。上にあげたのだってボサノバ風なのに力入れて歌いあげちゃってるし。歌を専門でやってるヒトって「ボサノバは聴くのはともかく歌うのはツマンネ」って言いますからね。ジョアンジルベルトだってボサノバやってないんですよね?今は。ボサノバで有名になる前に歌っていたような歌いあげる歌を歌っているとききましたが(←例によってアヤフヤ・・・)。

そんでまあなぜアイデン&ティティ(←みうらじゅん?)を失わないのか、っていえば月並みだけどサバイバーだからってことでしょうね。ラジオとかで素に近い状態でしゃべっているのとか聞いたらギョッとするくらい変な人(←部屋にいると何日も風呂に入らないとか色々なことをハイテンション&ランダムに語っていた)なんですけど、これもやっぱりサバイバル経験の後遺症かなとも思います。

そんで彼女が何からサバイバルしたのかというと母親の才能ってことになります。才能がある親を持った子どもって潰れますよね。兄弟姉妹の下の方でも厳しいけど親子はもう逃げ場が無い上に圧倒的アドバンテージが相手にありますから子は悲惨。才能を潰されて廃人同然になるか親の一部に吸収されて自我無し人間として生きるか無意味に反発してチンピラ化するか・・・ぐらいしかないんですけどね将来の選択肢は。同じジャンルで才能あるヒト同士が出会ったとき、どっちもある程度人間として完成しているか、またはどっちも完成していないか(←子ども同士とかね)だと共存も可能ですけど親子は無理ですからねえ。

だからマンデイ満ちるさんはスゴイと思いますよ。潰されずに才能あるヒトとして生き延びて(←だから変人なのはしかたがないでしょう・・・美人なのになあ)ピアノと歌というところで微妙にラインを変えているけど音楽をやっていて、そんで今は母娘でライブやったりできるまでになっているというのは奇跡に近いと言えるでしょう。たぶん生き残る過程で相手を喰らいつつ自分が消化されてしまわないような精神力というか自己防衛の手段を身につけているんだろうなあ。すごく難しいことだったと思いますけどね。

っつーことで(?)見ていると痛いけど、なんか彼女の歌はイイ!んですよねえ。ちなみにシンガポール・スリングという映画に出てました(笑)。彼氏がシンガポールでなんか麻薬所持の疑いで無実なのに拘留されてウンタラカンタラ・・・で、どうにかなって男たち(←江口洋介とかだったと思う)がクルマ運転しながらマンデイ演じるナントカいう女のことを話していて・・・とかよく思い出せないけど。彼女の演技は痛すぎて正視できませんでした。日本語すら変だったし。

私が持っているのはPLAY IT BY EARとかメイデン・ジャパンとかPREMIUMIXとかジャズ・ブラットとかかな。アマゾンにあってジャケもあるやつだと(←CDってジャケで覚えるからタイトルとかだとよくわからんのです)。なんかチラシの裏的な使い方だなあ、こういう感じで書いていると。

そうそう、そんで全くこの話の流れとは違うのですが前に書いた倒産しそうで電通傘下に入ったFM局「ノースウエーブ」絡みの思い出なんですけどここで語っておきますね、今突然思い出したので。

二十世紀終わり近くのある日、ラジオかけながら運転してたらですね、しゃべくり係の森ルナ(←人前ではいつもサングラスかけてる)がなんか怒っているんですよ。「みんないーの?それで!」とか言って。そんでなんで怒っているのかと思ってよく聞いたら「二十世紀を代表する曲をリクエストしてって言ってるんだよ?いいの?一位がこれで!!!」とかいってました。そんでそのとき一位だったのがスネオヘアーの曲だったんですよ。あの瞬間だけ私は「北海道の民度も捨てたもんじゃないなあ」と思いましたとさ。どっとはらい。

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