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「精神寄生体」に絡めて

ちょっと色々語ってみますか。

この間社会派くんがゆく!をつらつら読んでいたら


イギリスなんかだと、カプセルのなかに閉じこもって完全に外界を遮断してしまうとどういう生体反応が起こるかっていう“フローリング・タンク”の研究は実際に進められているよね。コリン・ウィルソンなんかも体験したっていうけど、やはりいちばん有名なのは……。

と唐沢俊一さんが述べていました。新潟の地震で生き延びた子についての鬼畜対談の一部なんですが(←でも鬼畜というほどでもないなあ、むしろ良識派に見えるけど←っていうか鬼畜にはリテラシーないからなあ)ここでちらっと触れているコリン・ウィルソンの著作に「精神寄生体」っていうのがあるんですよ。古いSFなんですけどね。何せ未来の出来事のはずなのに主な舞台となっているのは1994年ですから、もう十年前(←北斗の拳で「一九九×年 世界は核の炎につつまれた!!」っていうのがとっくに過去になっているのと同じですかね)。

そんでどういう話かというと、考古学者オースティンが超文明(?)の遺跡発見と突然自殺した友人の遺稿を契機に「なんでここ二百年くらいは偉大な芸術家とかすばらしい発見をした学者とかそういう人たちがキチガイになったり社会から疎外されたり不幸になるのだろうか?」という疑問の答えとして「精神寄生体という存在がいて、人類の進歩につながるような思考をした人間を鬱にしたりして自殺に追い込んでいる!」ということに気づくとかいう感じ。なんでしょうね、肉が焼けそうなくらいの電(磁)波がでてますけど(笑)。

で、精神寄生体はなんかすばらしいことを思いついて高揚した直後とか、夜一人でいるときとか、すごく疲れているときとかに襲ってくるという設定なんですよ。なんつーのか、まー、これは普通に誰もが鬱になる状況ですよね。それを「精神寄生体のせいナリ!」としたところが物語の面白いところでもあり変なリアリティのあるところでもあると。で、この精神寄生体と戦うためには「現象学を学ばなければ!」って言うんですよ。現象学を学ぶと精神寄生体と戦えるようになる(←しかも念力とかも使えるようになる・・・フッサールも知らなかっただろう:笑)。

私はコリン・ウィルソンの作品ってコレ(=精神寄生体)しか読んだことが無いのでちょっとググってみたらこんなページがありました。オカルトのヒトなんですね。オカルト的なリアリティというかトンデモ学説的リアリティのために「精神寄生体」というネタを持ってくるのはうまいなあ、と思います。歴史上の事件とかもそれで説明できちゃうし。

あと微妙に面白いのは「なんで日本では現象学の入門書を竹田青嗣が書いているのか?」という疑問への答えも「精神寄生体」で説明できてしまうとこでしょうかね。日本人が現象学を「正しく」学ぶことを阻止しようという精神寄生体の陰謀(ry

ま、でもコリン・ウィルソンはオカルトのヒトだとすると結構ネタじゃなくてホンキだったのかもしれなくてコワイかも。

そんで私がなぜこんな話を延々書いたかというとですね、北海道の冬はもうウィルソンの設定でいえば精神寄生体大活躍(?)の条件が揃っているんですよ。日照時間は短いし、雪かきで疲れるし(←やらないと生活に支障がでるけどやってもやっても終わりがなく次々積もっていく・・・というのは堪えますよ)で、実際「冬期鬱病」なんてものあるくらいで。そんな精神寄生体に負けそうでなおかつ現象学もわからない(←笑)私ですけど人工事実さんのところで取り上げていただいて「こちらの指摘が面白かったです」と(私の主観によれば)褒めていただけたので楽しい気分になれました。ありがとうございます(←まわりくどっ!)。

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