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日本語教育という問題

留学生以下の日本語力だそうな。「調査は十六年度に入学した三十三大学・短大の学生約一万三千人を対象に、中一から高三相当の問題を盛り込んだテストを行い、十四年度に中高生に実施したテスト結果と照らし合わせてレベルを判定した」という部分だけみると昔のテレビ番組「平成教育委員会」みたいな難問奇問じゃねーの?と思うのですが、実体はかなりオソロシイことになっているようです。

「テストでは『憂える』の意味を問う設問で、『中学生レベル』と判定された学生の三人に二人が『うれしい』に音感が近いためか『喜ぶ』を選択。『大学生レベル』とされた学生の中でも正答率は50%にとどまり、文字通り“憂える”結果となった」とかいうのは俄には信じがたいですけどね。そこまでなのかなあ、と。

勝谷さんの日記(←西原マンガのほもかつと同じ人なんですよね・・・)に

「中国の露骨な内政干渉を憂える。小泉首相は安易な懐柔をするべきではない」と書いたところで白痴どもは「中国のおおげさな内政干渉を喜ぶ。小泉は安易に賄賂をもらうべきではない」と読むんだもんなあ。

と書いてあって、うまいこと例文つくるなあとちょっと感心しました。なんか昨今の学生とは話が通じないナリと思っていたらヤッパリか!とは思う。結構思い当たるところがある。

あと「日本語力」とか書いてありますけどこれはどうみても「国語力」の話ですよね。なんていうのか最近はこの「日本語」とか「日本語教育」っていうのが教育業界の利権がらみで使用されるケースが多くてウンザリしてます。よく目にしませんかね「日本語教師養成」とかそういうの。「日本語教師資格」取得がネイルアートの資格と同列に扱われている専門学校とかのCM見たことありませんか?

言っちゃなんだけど人様に正確な知識を背景として「正しい」であろう日本語を教えられるようになるためには高度な専門教育を受けないとダメだっつーの。自分探し中のアホが「なんかしかくう」とか言って取ったりするのは変だってば。日本語の専門家ですうみたいな顔すんなっつーの。ズーズーシー。

「日本語」ってしきりに強調するのには従来の「国語学」の影響を排除したいという思惑があるみたい。要するに「英語教育」とか「英語教材」とかで儲けてきたところが過当競争が激しいのでなんか別口で儲けらんないか?と思って「日本語教育」っていうのに目をつけたわけで。そんでその業界を自分たちで囲い込みたいので「国語」じゃなくて「日本語」なのよ!アンタタチ(=国語学とかやってた人)は関係ナイ!出ていってヨ!ってことらしい。

今のところ「日本語教育」って言ったら主に外国人(大部分中国人)相手みたいなんで日中摩擦とかあると生徒が減って大変なようです。もしかしたらビザナシ交流とか不法滞在お目こぼしとかこのあたりのことも関係あるのかも。

一方日本人相手では学研=筑波大ラインとかの日本語能力検定試験とかが受験者増やそうとしてがんばってたりしてますね。筑波は国語学って感じじゃないな。あと青山学院大とか慶応とかの人たちも暗躍(←!)しているようです。昔は入試に国語がないくらいだったしなあ。反国語学だろうな、彼らは(←憶測です)。

あと漢字検定協会とか毎日新聞とかもなんかやってた気がする。漢字検定協会は漢字検定のスタンダードになれたのでウハウハみたいだしね。みんな柳の下のなんとやら狙いですよ(←昔「捕らぬ狸のなんとやらだね」と言ったら「皮算用でしょ!」って窘められたことがありますが知ってるってばさ)。

身も蓋もないこと言ってしまうとこの産経の記事って少子化で困った教育産業が「日本語教育」で不安煽って一山当てよう的な情報操作の可能性もありますね。最近留学生の取り締まり強化もあって日本人相手の「日本語教育」にテコ入れしたいとかそんな感じで(←陰謀説大好き!)。

調査結果そのものは事実なんだろうから問題の根本は学力低下にあるんでしょう。で、この低下は狙ってやったものですよね文部省とかが。従来学校教育の中で安価に提供されていた教育内容を大幅に削減して(←料金は据え置き、あるいは上昇)無くなった部分は教育産業がオプション料金をとっておいしくいただいてくだされ、ってなもんでしょうか。

そういえばこの国民大愚民化計画のスポークスマンだった寺脇という人は今文化庁で日本映画関係の仕事をしているみたい。文化庁といえばCD輸入権問題でのサイアク対応が記憶に新しい。なんでしょうね、こんなブログで書いたからといって何かされるとも思えませんがビビリながら言うと、この人が単に表に立たされているだけなのかそれとも本当に黒幕なのか知りませんけどありとあらゆる面で国民愚民化計画を推進してますよね。アキレル。教育の根本を潰して更に日本の音楽と映画も潰すことで一体誰の役に立ちたいのかしらん?と穿ってしまいますな。近隣某国あたりでしょうか。

「論座」1999.10で学力低下への危惧を指摘されて「私はよく言うけれど、釣り橋を渡っているようなもんです。釣り橋は揺れます。揺れると、後ろに戻りたくなるけど、前へ進んで渡りきることが必要なんじゃないのか。ご心配な点はよくわかるけれど、もう、いったん決断して渡り始めてるところなんですよね」とか言ってる。当時「文部省政策課長」ですね。ひどい。動き出したら止まらないってやつですよ。何の根拠もなしで「(愚民化を)やるしかないんだ!」だもん。

っていうかなんで「勉強しない(=学力低下)」ことが「生きる力」につながるのか何にも示していなかったんだよな。データも理論的裏付けもなし。ただの思いこみっていうか妄想だよね。

どっかの島でハブを駆除しようとしてマングースを放したら、マングースは他に食べ物があったらハブなんか食べないわけで危険動物が増えただけという結果になったというのがあったのですがソレと似ている。島民が勝手にマングースをハブの天敵だと思いこんで行動した結果悲惨なことになったと。

っつーかさ、勉強して知識を蓄えなかったら一体何を指針にして生きていくというんだろうね。物事が正しいのかどうかを判断するのは判断するための方法も含めて知識を元にせざるを得ないじゃんかバーカバーカと思いましたとさ。どっとはらい。

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