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噂のガン=カタ

見ました。「リベリオン」。笑う。スゲー。銃を使ったアクションなんてもう新ネタなんかないと思っていたけど、なんというのか面白いことを考えるヤツというのはいるんだなあ、とちょっと微笑ましくなった。

ガン=カタは銃を使った型(←空手とか武道でよくあるやつね)という意味らしい。統計に基づいて銃撃戦のときにもっとも当たりにくい位置に自分は身を置きつつ、相手の配置を予測しつつ攻撃するとかいう技だそうだ。ま、どう考えてもインチキ(笑)だし、出だしのシーンではただ部屋の真ん中に立って変なアクション(←しかも手だけ)でめった撃ちするだけだったしアレなんだけど、このアイディアそのものはいろんな意味で秀逸だと思う。

まず、銃撃戦で敵と主人公が同じ画面に収まるという利点がある。カンフーや剣術と違ってガンファイトはどうしても相手との距離が必要になるので同じ画面に収めるのが難しい。で、そのせいで絵的な迫力がどうしても削がれる。

プライベートライアンの上陸シーンみたいに誰が撃ってきているかわからないけど兎に角すごい銃撃のアメアラレみたいな表現で迫力はだせるけどそれだと対決という面白みは無い。西部劇では例えば一方の真後ろから撮るという方法で無理矢理遠近法を使って(←?)同じ画面に収めるという手などが使われていたと思う。でもこれだと激しい動きとか迫力はなくて(遠くの小さい人が倒れるから)、限られたポイントで使うくらいで多用はできなかった。

従来の方法とガン=カタの中間的なものとしてはジョン・ウーのガンアクション(銃両手持ちで横にして撃つ)があったけど、あれは物珍しかったけど言ってしまえばただもうバカっぽかっただけだしな。横にして撃つ意味がわからん。あれじゃあ当たりにくくなるだけだし。当たりにくいから接近する・・・結構撃たれる人と撃つ人が近づくので絵的には迫力があった・・・ってとこかな。あと銃撃&格闘ではマトリックスとかも近いか。

そういうのを考慮してもガン=カタはほとんど密着して撃ったり、ガン=カタの使い手同士だとお互い有利な位置(?)につこうとして面白いことになったりとか変化があって新しいし良いなあ、と思う。あとガン=カタは武術なので達人は銃以外も使えることになっているし。・・・そういえば日本には密かに(←?)「銃剣道」という武術が伝承されているのだが、これは近いのか?と思ったけど単に銃剣(←銃の先についた剣)を使った武術なだけだね。射撃と合わさっているわけではないと(←でも一般人には教えないだけで奥義としては伝えられているかも!)。

それともう一点は昔から言われる「なんでヒーローには弾があたらないのさ、プ」という西部劇の時代から延々と続くプロレス八百長伝説(←なんでロープにふられると同じ位置に戻ってくるのかとか)並に痛いところを「それはガン=カタだからさ」と答えられるところでしょうね。これは実はすごく大事なわけですよ。胸をはって「弾丸が当たらないヒーロー」を描けるわけで。

ま、大人は「単にそういう映画の約束事なのさ」と納得してしまえば良いのですがそれでは今ひとつ腑に落ちなかったりするわけですよ。でもこれからは「ヒーローはさ、統計的に銃撃戦を分析して弾の当たらない位置に常に身を置いているわけだよ、チミにはわからないだろうけどね!」と言い返せるわけですな。スバラシイ!(←?)。

ただこの映画「リベリオン」自体はちょっとね、というシロモノではある。もう完璧なB級SF。ガン=カタをのぞけばそのセンスは1980年代とさえ言って良いと思う(←80年代B級SFには良いものが多いのも事実だけどね)。ふっる〜、と叫びたくはなる。あと女優が駄目(笑)。駄目というかブ(ry。なんだろう、有名ところのB級、たとえば「ブレードランナー」のショーン・ヤングとか「ダークシティー」のジェニファー・コネリーとかはすごい美人なのだけど実は精神的におかしい人だったりしましすよね(←事実を書いても名誉毀損になるのかなあ?)。ウィノナ・ライダーとかもそうだけど彼女はエイリアン4くらいにしか出てないからアレだな。エミリー・ワトソンはどういう人なのかは全然知らない(←興味ないので)けど、ちょっと頭おかしい系のオーラは出てましたね、これで美人だったら良かったのだが。

まあ、なんというかB級に出る人は訳ありな人が多いわけで(←ヨーロッパの俳優とか壊れたハリウッド俳優とか顔とスタイルは良いがクルクルパーすぎて私生活むちゃくちゃのモデルとか精神を病んでしまって一線を退いた女優とか、実力はあるが大画面で見るのはちょっと・・・という女優とか)、この映画もショーン・ヤングタイプの人を使えればもうちょっと味わいが出たのになあ、残念。

ま、あれですよ、この映画をきっかけにしてガン=カタが市民権を獲得すれば新機軸の面白いアクション映画が作られていくんじゃないかなあ。

あと映画配給会社とかの人と知り合いの人がこれを読んでいたら是非小一時間説教して欲しいと思うのがパッケージですよ。ネット上でもいろんな人が私と同じことを書いていたのでアレですが誰が見ても「ははあ、コレはマトリックスのバッタもんナリね!」と思わざるを得ないポスターというかパッケージというかジャケットというかなんですよ。主人公の服装とかがネオに似ているからしょうがないけど。

なんでしょうね、「あ〜マトリックスに似ているっぽいからこれも観よう!」って人々が思うと考えているんですかね。普通逆じゃないのかな。「あ〜バッタモンだからこれは避けよう」ってものでしょうが。何も考えないアホホな人というのはどうやっても釣れる(←ブラックバスみたいなもんだね、っていうかバス釣りやる人はアマゾンでピラニア釣りでもやれば良いんじゃないのかと思う。アホでも釣れる魚を大量に釣って何が面白いんだか)わけで、ちゃんとヲタを引っ掛けておいて、それに釣られて寄ってくるアホホも釣れば良いだろうに、何やってんだかと思う。

ジブリの映画にキモタコを使ったり、攻殻機動隊の映画で「猪のセンス」とか名付けたり(←豚並みのセンスだから看板に偽り無しだけどね。それにしてもバトーの声すら大塚明夫から変えようとしたんだって?頭大丈夫か?鈴木P)やること那須ことなんだろうな、と思う。バカかと。世間なんてものはヲタの反応に騙されてミスター・ビーンの映画を見に行ったりするような人たちなんだから、彼らの趣向なんて虫してひたすらヲタの希望に沿うもの作ってりゃいいんだよゲラゲラうひょひょニョホホホひひひひ・・・(←すみません、今回の記事は途中から人格が他人と入れ替わってしまってます。よってこの記事についての苦情などは私にではなく私の海馬の一部に巣食っている別人格宛でお願いいたします。敬具)。

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