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FM倒産とかマスコミ空間の衰退とか

札幌にはコミュニティFMを除くと民放は2局あります。あるのですがその一方、1992年開局の「ノースウエーブ」が今年6月にハドソンに身売りしたりアレコレと色々キナ臭かったわけです。

そんで経営再建への準備整うということになったようです。なんかこの数ヶ月の間に相当色々あった感じ。その間の情報を追ってないのでわからんですけど。でも

同社の筆頭株主である「北海道企業再生ファンド」から全体の52・5%に相当する株式を北海道空港のグループ企業、HKIアクシス(札幌)が取得する

ってのはどうですかね。HKIアクシズっていうのは空港の広告関連を扱う企業だそうです。そんで

ノースウェーブの筆頭株主だった地崎工業出身の若月英一社長の後任人事も内定。札幌出身で、広告代理店最大手・電通(東京)の関連企業「電通ヤング・アンド・ルビカム」相談役の吉留康夫氏が就任

だとか。広告代理店の傘下にずっぽりと入るみたいですね。ノースウエーブ自体は開局費用とかを除けば黒字とか言ってて、おまけに「同社は、音楽中心の番組構成を特徴とし、ターゲットとする若者から大きな支持を集めるFM局」とかいってるんですけど、どうだか。

開局当時よく私の周りでは「試験放送のころが一番良かった」といってました。試験放送のころは余計なしゃべくりとかが一切入らないで曲だけ流していて、そんでそれのセンスがそこそこ良かったわけです。それで当然多大な期待をしていたし、結構最初のうちはそれに局も応えていた感じでした。

ただホントにもうあっと言う間に駄目になりましたけどね。ヒロ福地的センスが諸悪の根源といえたかも。でもソイツが受けるわけですよ、北海道の民度では。今はなんか地元テレビ局のキャスター(?)みたいなことをやってるみたい。

コイツラは絶対音楽なんか好きじゃないし聴きたくもないって感じなんだと思う(←完全に憶測による断定)。深夜の地元番組でゲストにきたBonniePinkにすげえ失礼な態度で接していたのとかもアリアリと思い出せるなあ。基本的に若いとか女とかである相手には無礼に振る舞うことにしているみたいだった。どこ出身か知らないけど雰囲気的にはムネヲ&チハル系だな。足寄あたりかも。で、ググったら・・・江別出身かよ!足寄関係ないじゃん!ゴメン。

で、アレですよ、広告代理店が直接放送局を運営することについてはどうなんですかね。取り締まる法律とかは無さそうですが。でも普通に考えたら問題ですよね。何が流行っているかを伝えるのじゃなくて何を流行らせたいか、ってことだけで露骨に放送がなされるわけですから。トップが代理店じゃあそれ以外の力学(ホントにこの音楽が良いから皆に伝えたい!ハート!みたいな)は一切働かないわけで金がらみのマッチ&ポンプやり放題ですよ。犠牲になるのはクオリティか(←青臭いなあ)。

そういえば皆さんは「マスコミ」って言葉にどのあたりまでを含めますかね。広告代理店と新聞社の間に何か差異はあるのかしらん?とかいうことで。意外に記者とかやっている人は報道と広告は別次元のことだと思っているみたいなんですけど、それが事実だといいなあと私も思います。

でも実際にはどっちも同じ「マスコミ」で括れますよね。何かを宣伝したい側からすれば広告代理店はそれなりのお金を直接要求するかわりに細かいところまで言うことを聞いてくれる存在だし、報道機関は直接お金は要求しない代わりに100%言うことを聞いてくれるわけではない存在というだけで、どっちも結果的には同じようなものなわけです。マスに対して伝達する道具という点では共通で使い方がちょっと違うくらいかな。

「いやいや報道機関というのは社会正義の・・・」みたいな建前はもう実際には完全に崩壊してますよね。札幌市には旧来の市民に蛇蝎のごとく嫌われているYで始まる名前の祭りモドキがあるのですが、これなんて地元の新聞社が全面バックアップですよ。だから都合の悪い市民の声は記事には全く反映されないわけです。

中身の何もないカラっぽのイベントでもそれを主催する新聞社が記事にして煽る&反対意見は紙面から完全封殺&バカを動員して金が動く&地元経済界はウハウハ・・・そんで直接&間接に新聞社は儲かる。いえね、これを広告代理店が仕掛けているだけならそれはそれかなとも思うんですよ。でも報道機関が自らやっちゃ法律作る人と裁く人が同じ(←というより泥棒と警察が同じ人という感じ?)みたいな話だもの。

昔のマンガで「To-y」っていうのがあって、これからはテレビ局が芸能プロダクションを兼業してしまえば好きなだけ公共の電波で自分のところのタレントを宣伝できるから無敵だ・・・みたいな話があったんですけど、現在はテレビに関していえばすべての民放とNHKも当然の顔をしてそういうことやってますね。金儲けのためのイベントを広告ではなくて「ニュース」としてバンバン煽ってバカ動員、って構図はある意味確かに無敵だと思われます。NHKエンタープライズばんざい!!!

ただ少なくとも先進国でまともな教育受けた人間だったらこんなシステムにいつまでも踊らされたりはしないと思うんですよね。見え透いてウンザリしてしまうわけですよ。そして幸いなことに昔のイギリスの番組「ネットワーク23」(←マックスヘッドルームが出ているヤツ)みたいに「絶対テレビを消してはいけない」とかいう法律もないので見なきゃ良いんだもの。

今回の仲本工事来日騒動でもはっきりしましたけどテレビと大手新聞社や広告代理店がつくるマスコミ空間の影響をいまだに強力に受けているのはこの連中くらいになってしまっていることはもしかしたら良い傾向なのかなとは思います。もともとアメリカでもテレビの主な視聴者層は18歳から49歳の女性だったわけですし(ちょっと年齢は上方にズレているけど)コアな連中以外は関心なくしているんじゃないのかな、そのことでこの問題も収束するのでは?と思ったりしてます。

ただヤツらが実質家計を握っていたりしますからね。その点は大きな問題。金が流れている間は今の調子が続くんだろうなあ。

・・・などと書いてみたけど通り一遍の意見だなあ。「報道」だけを切り離して聖域化しようとしてもやっぱりどこまでが「報道」でどこからが「広告」なのかを機械的に確実に線引きする方法なんてないものな。でも報道機関(テレビ局・新聞社)は関連子会社を含めて一切「イベント」「興行」に関わってはいけない、関わったら即免許取り消し&死刑!とかいう法律でも作ればマスコミ空間の健全化が進んで(人々が関心そのものを失うという)衰退も食い止められるのではないかしらん。いくら衰退しても国民国家には必要不可欠なもので代替物はないのだから健全化が急がれますなあ(←更に激しく通り一遍な気が・・・っていうかどういう立場からの発言だよ!)。

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