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KAZUO ISHIGURO

The Remains of the Day をアッという間に読んだ。作業の合間に脳の箸休めみたいにしてサラっと。すげえ!オレ!と思ったが Penguin Readers だった・・・ってわかっていたけどさ、そりゃあ読む前から。辞書なしで読める!って書いてあったけどbutlerとか調べたよ。

ま、でもアレですよ、大学生協に山積みされていたので試しに買ってみたけど意外に良いかも。「読まなきゃなあ」とは思っていても詰まらな・・・じゃなくて興味の方向と一致点が見いだしにくい性質を持つと類別されるような小説の概要をつかむにはピッタリかもしれませんな。ちなみにThe Remains of the Day は日本語に翻訳されたものだったらたぶん同じ長さにリライトされていても読まないだろうなあ、と思いましたとさ。

あとこんなのだけ読んで語るのはおこがましいのですが、なんつーのか無駄によく構築された近代小説みたいなのですけどこれはわざとなのかな?近代小説のパロディかなんかか?よくわからん。二つの時間が交互に織り交ぜられるところとか、それが「手紙」を媒介としているところとか、回想による時間の遡りとクルマによる場所の移動がリンクするところとか、舞台となった Darlington Hall で起こる位相の違う物語の同時進行(欧州政治レベルとStevensの個人的なアレコレ)とか諸々がなんというかジェラール・ジュネットとか読んだばっかりの学生とかが大喜びで分析しそうな内容なんですけど、なんなんでしょうね。ちゃんと原著で読んでみたらやっぱり何か違うのかなあ。違うんだろうね。

MADAME BOVARY とかもあるみたいだからこれも読んでみるか。日本語訳されたのを読もうとしてあまりの詰まらな(ryのために3ページくらいで左折、じゃなくて挫折していたからなあ。このシリーズなら読めるかも。

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